トゥモロー・ワールド

西暦2027年11月。人類は希望を失い、全世界は恐慌的な状態におちいっていた。人類から出産の能力が失われ、18年間にわたって全く子供が生まれていないのだ。ロンドンはかろうじて秩序を保っていたが、治安は悪化してた。
世界最年少の18歳の青年がブラジルで刺殺されて絶望に包まれたこの日も、市街地で爆破テロが発生する。翌朝、英国エネルギー省に勤めるセオは出勤途中に反政府グループに拉致される。首謀者はかつての妻ジュリアンだった。ジュリアンの要求はある不法滞在者の「通行証」を手に入れることだった。セオは渋りながらも、政府高官から通行証を手に入れるセオ。検問所を突破するためジュリアンと共に乗り込んだ乗用車で、セオが引き合わされた不法滞在者は若い黒人女性のだった。
検問所に向かう途中、セオたちの車は暴徒の襲撃にあい、組織のアジトに逃げ込んだセオは、衝撃の事実を告白される。なんと彼女は子供を身ごもっており、間もなく出産を迎えるというのだ…。