次世代ウェブ グーグルの次のモデル

この本はGoogleアップルコンピューターのビジネスモデルを地主ビジネスを称し、その小作人とならず独自のビジネスを築こうとする日本のITベンチャーに焦点を当てたところまでは、視点はさほど新しくはない。
但しその取り組みに対し情報検索のソーシャライズ、リアルへの導線の拡大、リアル社会でのDBの構築及び検索技術の革新」などいくつかのカテゴライズを行ったことで、現在諸処のネットベンチャーが仕掛けている取り組みについて理解が深まることは確か。
Googleを超えるビジネスの可能性」について語ろうとしているにも関わらず、現在進行形の取り組みに対するルポルタージュに終始し、将来的な展望が描けなかったことはテクノロジーマーケティング双方に詳しくない著者の限界のようで残念ではある。